あなたの肌はカサカサではありませんか?
現代人に多い乾燥肌は、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを招く大きな原因となります。
人のお肌は、本来なら皮脂やセラミドなどの細胞間脂質、天然保湿因子の3つ保湿物質によって守られています。
しかし、過剰な洗顔や肌に合わないスキンケア、不十分な紫外線対策、空気の乾燥など様々な問題からこれらの保湿物質が不足し、乾燥肌や敏感肌になり、ニキビができやすくなってしまうので要注意。
特にセラミド不足はニキビや肌荒れを引き起こす大きな原因となります。
セラミド不足も問題
お肌のもう一つのバリア機能を果たすセラミドには、
バリア機能(細胞と細胞をつなげ、外部からの刺激や細菌から肌を守り、内部の水分を逃がさない)
保水保湿機能
という2つの重要な働きがあります。
セラミドの役割はレンガ塀をイメージするとわかりやすいことでしょう。レンガを細胞とすると、それらをつなげているセメントがセラミドです。
乾燥肌の方は皮脂が少ないことでこのセラミドも不足しています。
その結果、細胞間に隙間が空いて外部からの刺激や細菌によるダメージを受けやすくなり、肌荒れも起きやすくなっています。
この状態を解消するには、化粧水や美容液などを使って外からセラミドを補給してあげることが有効です。
セラミドの不足が解消されれば、角質層もふっくらとし、バリア機能や保湿機能が高まることで、肌の乾燥も防ぐことができます。
正しいスキンケアとセラミド保湿が大事
肌の潤いをキープし、ニキビや肌荒れを防ぐには、正しいスキンケアがとても大事です。
まず洗顔ですが、肌に優しい低刺激の洗顔剤や洗顔石鹸を選びましょう。
そしてしっかり泡立て、肌をこすらないように泡をなでるようにして洗顔します。
洗い流すときはぬるま湯で丁寧に洗い流し、清潔なタオルを肌にあてるようにして水分を吸収させます。
その後、お肌に不足しているセラミド入りの化粧水など低刺激なスキンケアアイテムを使い、しっかり肌に水分と潤いを与えるようにしましょう。
また、肌の状態はスキンケアだけでは不十分。
栄養バランスの取れた食事、適度な睡眠や運動など、乱れたターンオーバーを整えるように生活習慣や食事の改善が不可欠です。
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皮脂不足の乾燥肌なのにニキビ?
ニキビは、過剰な皮脂分泌によって毛穴に皮脂が詰まってできるものです。
乾燥肌の場合、その皮脂が少ないのだからニキビとは無縁なのでは?と思ってしまいがちですが、それは大きな間違い。
そもそもニキビの原因になるということで敵視されている皮脂は、本来、外部からの刺激から肌を守り、肌内部の潤いが外に蒸発しないための大事なバリアの役割をする必要不可欠な存在です。
その皮脂が少なくなっている乾燥肌は、肌を守る機能が弱くなり、外からの刺激を受けてダメージを受けやすいばかりか、肌内部の水分も次々と蒸発してして常にカラカラの状態。
水分を失った角質細胞は固くなり、毛穴もやせ細ってしまうことで、少量の皮脂でも詰まりやすくなってしまいます。
また、乾燥で毛穴が開きっぱなしになるため、汚れが溜まりやすくなります。
その結果、ニキビができやすくなってしまうのです。
そんな乾燥状態を改善しようとこってりとした油分の多いスキンケアを行うことで、さらに毛穴が詰まりやすくなってしまうという悪循環も加わって、乾燥肌でもニキビができやすくなってしまうのです。
まとめ
肌の乾燥は百害あって一利なし。
慌てて油分の多いスキンケアアイテムを使っても、肌細胞はカラカラのままなので、根本的な解決とはなりません。
まずは正しいお手入れとセラミド入りの化粧水等でお肌の保水力・保湿力を高めるようにすることが乾燥肌を防ぐ第一のステップです。
そうすれば、自然とターンオーバーも整い、皮脂の分泌も促され、ニキビや肌荒れの起きにくい健康的な肌となるはずです。